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色破Ⅱ乃ヘト

主に時事ニュースに関しての感想。その他趣味など

フィッシュ&チップス存亡の危機、食品高騰が直撃
ウエスト・ドレイトン(英イングランド) 26日 ロイター] - 英国の伝統的な庶民の味として親しまれてきた「フィッシュ・アンド・チップス(揚げた白身魚とポテト)」がインフレの波に押し流されようとしている。ロンドン西部ウエスト・ドレイトンにある専門店フックト・フィッシュ・アンド・チップスでは、店を運営するバリー・シンさんが売り上げの維持に大苦戦。材料の魚やじゃがいもから、食用油、さらに衣に使う小麦粉まで軒並み価格が跳ね上がったからだ。

シンさんはロイターに「魚も油も、われわれが売っている商品が出来上がるまでに使うもの全てが法外な値上がりをしている」と苦境を訴えた。ウエスト・ドレイトンを選挙区としているジョンソン首相はかつてフィッシュ・アンド・チップスを片手に、新型コロナウイルスのパンデミックからの「ビルド・バック・バター」を約束した。本来の「ビルド・バック・ベター(より良い復興)」の「ベター」を「バター(衣)」に置き換えたダジャレだ。

しかし、英経済は物価高騰によってさらに回復軌道から外れつつある。信用調査会社カンパニー・デットによると、フィッシュ・アンド・チップス販売業者の3分の1は今年、さまざまな物価圧力が重なる最悪の状況のせいで倒産の危険にさらされているという。カンパニー・デットによると、わずか1年の間に、英国民が大好きなマダラとコダラの価格は75%、ひまわり油は60%、小麦粉は40%も上昇している。

4月の英消費者物価指数(CPI)は前年同月比9%の上昇と40年ぶりの高い伸びで、先進7カ国(G7)で最高を記録。さらに上がる見通しとなっている。英国では消費者の悲観ムードが他の欧州諸国より強まり、政府とイングランド銀行(中央銀行)の物価対策に批判が集まっている。

シンさんの店で売っているフィッシュ・アンド・チップスの値段は1年前の1セット7.95ポンド(約1300円)から9.50ポンドに上がった。もっとも全てのコストを転嫁すれば、価格は11ポンド近くになる。「この地域の他のファストフード店と競争できるように販売価格を妥当な水準に据え置くのが難しくなっている。実際のところ、店の売り上げは落ち、お客さんは素通りしていく」という。

フィッシュ・アンド・チップスの値上がりには、客側からの困惑の声も聞かれる。イングランド南部の海岸沿いにある町スワネージで取材したパウラ・ウィリアムズさん(66)は、専門店「フィッシュ・プレイス」の外のベンチに座りながら、「ここに来て自分1人分だけ頼むのは問題ないが、それでも11ポンドだった。5、6人分を買えば、恐らくレストランに行くより高くなってしまう」と語った。ウィリアムズさんは介護の仕事をしている。

<ブレグジットから続く受難>

フィッシュ・アンド・チップスは、160年前に生まれてからずっと英国民の力の源になってきた。人々にとってどれほど不可欠の存在かを物語るエピソードの1つとして、2度の世界大戦中も配給制度の対象とはならなかった。今も英国内のほとんどの町で、販売業者の姿を見ることができる。

リンク先のロイターでフィッシュ&チップスの写真と調理している動画が載せてあります、

フィッシュ&チップスという名称は聞いてはいたがポテトチップスと小魚の乾燥させたやつを合わせたお菓子的なイメージだったんですが実際の写真を見ると違ったw、大きなジャガイモを乱切りのように切り分けて揚げたフライドポテトと大きな白身魚を小麦粉ベースにスーッと潜らせ衣を作りすぐに熱々の油へゆっくりと入れる、揚げられたフィッシュ&チップスはきつね色にちょうど良く揚げられていて「どう見ても美味しそうだ」この一言でした見た感想w、天ぷらやフライドポテトは出来立てが一番おいしい、そして調理が難しい、油の管理も、値段が上がってしまっているのは時勢上仕方ないが、ピザと値段的には同じくらいだし一回食べれば後は一日食べなくて済む(笑)、食べたことがある人はまた食べたくなるでしょうw、この写真を見れば分かる(笑)

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